2022年10月31日というと川原礫先生著作のライトノベル、原作のアニメシリーズ『ソードアート・オンライン』の作品世界においてシリーズタイトルともなっている世界初のVRMMORPG「ソードアート・オンライン」が発売された日である。
ちなみに発売日と正式サービス開始日は別で、こっちは2022年11月6日。
さらにちなむとその後デスゲームと化した浮遊城アインクラッドを舞台とするVRMMORPG『ソードアート・オンライン』が≪黒の剣士≫キリトによってクリアされたのが2024年11月7日14時55分である。
とまぁオタクの細かい知識は置いておいて。
まずは2009年に電撃文庫から刊行された(Web掲載時代も含めるとさらに以前から続く)この世界の物語が今なお先生の手によって紡がれ、アニメシリーズも先日『劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ』が公開され盛り上がりを見せている中、
そうやってSAOの世界が愛されたまま、作中での"はじまりの日"の1つと言える2022年10月31日を現実世界でも迎えたことにおめでとうございますと言わせてください。
アニメ10周年でもある2022年の今日この日にナーヴギアを模したパッケージの10周年Blu-rayボックスが発売になり、
ナーヴギア届いたぁぁあああ
— ばやし (@obaya884) 2022年10月31日
(10th Anniversary Blu-ray BOX)#SAO10th #sao_anime pic.twitter.com/YJ8VptPZIM
来る11月6日にはアニメ10周年のメモリアルイベントも開催予定、SAOファンにとっては楽しみが尽きる事のない日々になりそうです。
『ソードアート・オンライン』という作品は自分の人生において相当に特別な作品です。
SAOに出会っていなければ、まず間違いなく自分は現在の進路やキャリアを選んではいなかっただろうという自信があります。
SAOで描かれる(あるいはAWも含めて)人類を拡張する手段としての技術に期待を抱き、
それら技術を土台に描かれるSAOの世界観に憧れ、
そしてその世界の中で真っ直ぐに生きるキリトやアスナを始めとした多くのキャラクターたちに魅了され、
自分が生きるこの現実世界にもいつかこの世界が具現化してほしい。
その想いがいつの間にか法学関連を志望していた自分をエンジニアリングの道に進ませたように思っています。
と言っても現実はなかなかのっぴきならず、もちろん茅場や比嘉のような天才ではなかったので、VRデバイスや関連技術とは異なる領域で研究やキャリアを進めることにはなりましたが。
それでも自分がこの分野で生きていこうと思えるのは、たとえ自分が直接関わらずとも人類はいつかフルダイブを実現するだろうし、そうすれば本当にキリトやアスナのように生きる人たちが生まれるだろう。
ちっぽけで何の繋がりにもならないかもしれないけれど、自分がエンジニアリングで生きていくことが1μmでもその世界に近づく事になるのであれば。という思いがあるからこそです。
そう、ザ・シード・ネクサスでのあらゆる営みが最後にはアリスという存在を生み出せたように、自分たち人類のあらゆる挑戦も最後にはあの浮遊城が描き出す世界に辿り着くだろうと。